そこはちょっとアンタッチャブルに近いような名店・秘店がひしめく美食の地だ。
店頭にメニューや価格などはもちろんなく、中には看板さえない店が多い。
一見はもちろん、多少「食に精通した方」でも初めてでは入りずらい店が多くあると思う。
そんな裏路地のビルの地下に「豪龍久保」がオープンしたのは今年(2013年)の5月。
まだ半年も経っていないのに、すでに名店の仲間入りを果たしている背景は、表参道「しろう」の元料理長という「腕」が大きく貢献しているからだろうと思う。
さらに個人的な感想を言えば、奥様である女将さんが「とっても美しい」。
まぁ完全なる余談だが・・・。
私は男性だが、とりわけ美しい人や物には弱い。
宝飾品、建築物、景観に至るまで、そこに「美」という存在を見い出せれば、記憶に焼き付き人生というハードディスクに保存される。
そんな美しい女将さんが、きめ細やかな目配り気配りで、あうんとも言える呼吸で料理を運び、決して私たちの会話の邪魔はしない。
なかなか出来そうで出来ない接遇の技であり、この事がお店の品格をさらに高めているのは間違いないだろう。
頂いたお料理は言うに及ばず。
特に先付で提供されたゴマ豆腐をソースにしたイチジクのお料理は、創造力みなぎる芸術的な逸品。
通常の和会席ではお目にかかれないような、ちょっとフレンチの印象さえある素晴らしい料理でした(私は好き)。
私はわがままな性格なので、「美味しいですね、このお料理、もう1つ頂けますか?」と喉元まで言葉が出かかったが、今回はご招待を受けている身であるので遠慮しておいた。
椀物、向付、鉢肴、強肴と進む中でビールや日本酒の量も比例して増えてゆく。
それだけお酒に合ったお料理なのだ。
気分がよくなり会話が弾み、近年まれにみる素晴らしい会合になった。
今回は前述の通り、ご招待を受けたのだけれど、また個人的にも是非利用したいと思う。
特に食通をお連れしたい。
「どうじゃ!こんな店あるんだぞ!」と自慢してやりたいのだ。
でも、すぐに人気になっちゃうと思うし、和食が好きな方ならきっと既訪かもしれないけれど。
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