最近、アジア・中東料理といえば、カレーばかり食し、すっかりご無沙汰になってしまったアラジンさん。
今日はなぜか無性にゴルメサブジが食べたくなって訪問しました。
※といっても前回訪問から1ヶ月程しか空いていませんけど。
ここに来るたびに思うこと、”自分の前世はおそらく「イラン人だった」のではないか?!”ということ。
それほどここの料理が私の体と脳に合うんです。
インド料理のようにスパイスが立っているわけではないし、日本食のように繊細な仕込みと豪華な食材を使っているわけではない。
どちらかといえば、丁寧ではない仕事の数々。
生ぬるいシチューや、熱々ではない焼き物、まるで冷凍食品のようなピザや、油コッテリのフムスなど。
極めつけはまったくやる気のないホールスタッフの対応・・・
愛想が無く、カウンターに肘をつきながら誰かと永遠に長電話。
お店がオープンしているのに料理は半分程度しか出ていなかったりと。
まぁ数え上げればきりがないわけです。
だけれど、この何とも言えない独特の空気が大好き。
ここに来る度に「あぁ、帰ってきたぁ・・・」と、ほっこり安心する自分が居るんですよね。
今日は何を食べようかな?!なんていう中途半端な気持ちの時には、まずここは選ばないので、来店する場合は前日の夜からペルシャ料理が食べたい!と決まっている場合のみ。
そのため訪問は毎回オープンと同時の11:30。
そして私と同じく前世がイラン人だと思われる日本人がそろりそろりとやってきては、がっつり無言で食べ合うわけです。
なんとなく中東の料理が好きな人って、独特の空気みたいなオーラが全身から出ていて分かるんですよね。
あぁ、この人ここの料理好きだろうなって。
大多数の方は1度来ればもう2度と来ない一見さんだけれど、私のようにヘビーユーザーになると、結構な頻度で顔を合わせるわけで、お互いに「あいつまた居る」的な雰囲気になります。
店内で流れているテレビは現地のドラマか、大体はアルジャジーラ、ここだけイランの治外法権的なムードです。
こちらのお店の料理で特に私が好きなのが
・バガリポロ(イラン風混ぜご飯)
・ゴルメサブジ(青菜とキドニービーンズの煮物)
もちろん、豆をすりつぶしてペースト状にしたフムスも美味しいし、冷凍ピザ(違ったら失礼)も、羊肉のケバブもイケるんだけれど、前2者に比べると影が薄くなります。
混ぜご飯はバスマティライスを使用しており、ほのかにスパイスの香り立つ見た目”サフランライス”。
だけれど「サフランライス」と括ってしまっては、あまりに失礼なほど完成度が高いライス料理なんですよこれが。
そして料理は文化だと教えてくれるのがゴルメサブジ。
この「青菜」と「キドニービーンズ」のシチューは、味を別の表現で表すと「酸っぱくて青臭いシチュー」です。
日本の気候と風土からは到底この味付けは思い浮かばないでしょう。
酸味はビネガーではなく、ドライレモンから、そして独特のコクはハーブから出ていると思われるのですが、これが先のバガリポロに実によく合うわけ。
調べたらイランでは、いわゆる「おふくろの味」として、どこの家庭でも作られているポピュラーなメニューらしいです。
どうりで懐かしい味・・・と感じたわけだ。
羊肉のケバブは見た目とっても美味しそうに見えるんですが、食すと「おや?」と思うはず。
肉を一度ミンチにしてから焼いているので、食感は100%ハンバーグ。
味は見た目ほどジューシーではありません。
ところが、このケバブ。
ナンのようなピタパンに、フムスと一緒にくるりと巻いて頂くととっても相性が良いんです。
単品だとその美味しさは分かりづらいんですが、すべての料理がお互いの個性を引き立てるように、うまく構成されているわけ。
インド料理店の多くは、ライタやカードといったヨーグルトソースがあったりするものですが、ここアラジンさんにはそれらが無い。
前回訪問時にはわざわざヨーグルトを購入して持ち込んでみましたけど、どの料理にもぴったり合いましたよ。
コストがかからないプレーンなタイプでもよいので置いてくれればいいのになぁ。
最後にこちらのお店、劣悪なサービス(笑)と、個性的な料理にも関わらず意外にも女性客比率は半数程度。
しかもそのほとんどは1人客です。
どうしてこんなお店に?!と、来店理由を聞いてみたいところです。
メニューはほぼ毎日変わりますので、写真を見ての「期待訪問」はやめた方がよいでしょう。
ほとんど提供されないメニューから、毎日提供されるものまでバラつきがあり、定番のゴルメサブジでさえ、用意していない日がありますからね。
さらにビュッフェ途中でひよこ豆のフムスがレンズ豆に変わったりします。
なので、料理は出たとこ勝負です。
まぁ私の場合、そんなところも好きな要因の1つなんですけどね。
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