2013/01/31

懐かしい味を求めてナポリタンを求めるならここが終着駅です




新橋という街はとっても不思議。

汐留のような超計画都市的な地域もあり、戦後から変わってないんじゃないの?!と思えるような雑居ビル群までが駅前に集結している、都心でも稀有な場所。

隣が羽田空港への玄関浜松町、そしてお隣は超広域商店街有楽町。


この間に挟まれて別名「おじさんの街」などと呼ばれており、ちょっと”疲れたしんみりした印象”を抱いてしまうのは私だけ?!でしょうかね。


そんな新橋には古くて味のあるビルが二つあります。

1つは駅前SL広場側にある[b:ニュー新橋ビル]。

そして1つが「[b:新橋駅前ビル1号館]」です。


名前はわからなくても見たら「あぁ、これね」と誰もが見たことはあるビルです。


でもね、そんな新橋駅前ビル1号館には名だたるお店が結構入っているんですよ。

もちろんここポンヌフしかり、2Fには稲庭うどんの[a:13002602,七蔵]、そして[a:13002609,ビーフン東]などなど。


基本的にサラリーマンのおじさん達は限られたお小遣いの中でランチをやりくりしなければならないので、新橋でできている行列店は本物と思っています。

で、先ほどの3店はメインストリームのランチタイムを外しても行列ができるくらい人気店。


10年くらい前、汐止めの某広告代理店に勤めていたころ、よくここで食べたなぁ。

懐かしくて久しぶりに訪問しちゃいました。
しかも昼をニルヴァナムで食べたのにダブルヘッダーで。

注文は食べられないのを承知でバーグ・ナポリタン。
もちろんお姉さんには、「ちょっと残しちゃうけどいいですか?」と御了解を得ましたからね。


で、久しぶりに食べたハンバーグ。
うまい!

こんな旨かったっけ?!
そしてナポリタン・・・

これもレベルあがっとる。


なんかテレビの取材が増えて少し味付けとか変わったの?
なんか本当に旨くなってるよ(^-^;)

驚いた。


ハンバーグはあっという間に間食し、ナポリタンも半分食べてセーブ。
あぶないあぶない。

どうしてもランチに来ると、個人的には七蔵へ出向いていしまうけれど、ここもいいなぁ。


懐かしい感じの漂う店内と、給食で出てきたナポリタンを5倍くらい美味しくした味なので、有楽町の[a:13002503,ジャポネ]のスパゲッティーが好きな方にはお勧めですね。

ミシュラン星付き、鳥しきで太らない方法

気まぐれな性格なので、何ヶ月も先の予約は取りたくない。
というか、何があるかわかりませんしね。

そのため、様々なお店へ予約する際にも「今日あいていますか?」という奇襲タイプ。
当然そんな感じではなかなか入店もままならず、ここ鳥しきも同様。

しかし、聞けばこちらは「お弁当」なるものがあるらしいので、それを持ち帰れば自宅で鳥しきが楽しめるんじゃないか?!
と、思って今回電話してみました。

「お弁当一つと串5本程度をお願いしたいのですが・・・18時には伺えます」
「それでは18:30頃に出来上がりますのでお越しください」
「ではその時間にお伺いします」

こんな気さくな2言、3言のやりとりで済んでしまい、お約束通り18:30にお店へ。
青い紙袋に箱が2つ。
お弁当と、串の入った箱が入れられ、ずっしりと重い。


ここから自宅まで徒歩で10分。
夜になって急速に底冷えしてきたので小走りで急ぎ、さっそく頂いてみました。

まだ温かい!
うんまそう。

お弁当は美しく盛りつけられており、そぼろやウズラの卵、しし唐、シイタケ、つくねなどなどが。
串はお任せで入れてもらいましたが、なるべく油分の少ないものでとお願いしました。

メニューは極めてシンプルなので、お店でもシイタケなどの食物繊維が豊富な串から始め、タレを少なめにして糖質を摂取しなければ、とってもヘルシーな焼き鳥。
ダイエット中でも美味しく、安心して頂けそうです。

お弁当と串5本で4000円。
ミシュラン1つ星と、2ヶ月先まで予約がいっぱいという点を考慮すれば、かなりリーズナブル。

今後も利用させていただいます。

神谷町ニルヴァナムで太らない食べ方

久しぶりの神谷町のニルヴァナム。

今日はなんと42時間ものプチ断食を敢行し、あけた最初の食事なわけです。
いきなりその状態でカレーなんて大丈夫なの?!という声が聞こえてきそうですが、問題ありません。

ここニルヴァナムのカレーは多少は辛いけれどとってもマイルドなんです。
だから、胃もたれもしないし、腸にも優しい。


加えてプチ断食で栄養不足気味なっているので、スパイスは嬉しい限りです。


お店に到着すると、案の定ランチ1番のり。

お店の中に素晴らしいスパイスの香りがただよってます。


メニュを見ると、レギュラーのマトンカレー、野菜カレー意外に、今日はティファンのドーサ、ココナッツチャツネが用意されていました。

まずはサラダ、そしてチャツネから。
食物繊維から食して油の吸収を抑えるわけですね。

というか、30分前、自宅を出る際にファイバーサプリを飲んできたので心配無用ですが。

気になるのは血糖値、つまり糖質のみ。


故に炭水化物を少なめにし、小麦粉をなるべく使っていなさそうなマトンカレーやチキンカレー、ガーリックチキンを中心にいただきました。

合計で1.3kgくらい食べましたが、カロリーは驚く程行ってないはず。

栄養も補給できたし最高のランチでした。

2013/01/30

サイファーケバブアンドビリヤ二で太らない方法


今日突然に「ビリヤニが食べたい」という欲求にかられました。

自分の好きなお店でビリヤ二を食すと、どうやら癖になるのか中毒っぽい症状になるのか、たまに猛烈に食べたくなるんですよね。
で、今日がまさにそんな気分だったわけです。

ランチの時間帯だったので、お昼からでもビリヤニが頂けるところをと、一応ネットで検索すると”店名にビリヤニと冠するいくつかのお店”がヒット。

「サルマ ティッカアンドビリヤニ」がまずは目に付きましたが、姉妹店?!なのか、六本木にもお店を展開。
六本木なら近いよねというわけでサイファーケバブアンドビリヤ二へ伺いました。


食べログで見たら、マイレビュアーさん数名が書き込んでいるので予習もOK。
ランチでビリヤニのセットを注文しました。

が、せっかくなのでカレーも食べてみたい。

そう、ビリヤニセットはカレーがついていないのです・・・。
美しいライタは付いていますけどね。


そこで、3種類のカレーが選べる「アプサナランチ」も注文。
以下のカレーから選択せよというメニューの指示なので

A.チキンカレー
B.スパイシーラムカレー
C.野菜のカレー
D.豆のカレー
E.シーフードカレー
F.エビとトマトのカレー
G・気まぐれカレー

スパイシーラムカレーと豆カレー、野菜カレーを辛さMAXでお願いしました。

さらにビリヤーニとカレーは油少なめでねと。
めんどい客だなぁ、、、なんていう(-.-)かおは見せず、ニコニコで対応してくださいました。

むしろ辛いの好きなのかい!?という事で興味を示してくれました。
2人前も注文するしね。


さて、登場したラムビリヤーニ。
これが結構巨大、お茶碗でいうと1.5杯~2杯くらいあるかも。
柔らかいラム肉がゴロゴロ入ってますので、羊肉好きにはたまらないですな。

カレーは辛さMAXというわりには全く刺激が足りず、「辛さはどう?」って聞かれた時、普通・・・って答えたら、グリーンチリと辛いチャツネ見たいの?!をサービスしてくれました。

この両方共を使いましたけど、それでも辛くなかったのは私の味覚のせい?!


ほとんどお水もラッシーも不要で完食したらスタッフの方が「いつもどこのカレー屋行ってるの?」とか聞かれました。
それはそれで嬉しいんですけど、自分の味覚がおかしいのかと本気で心配になりましたね。。。


ランチでビリヤニを確実に頂けるお店として、さらに六本木から徒歩1分という立地で考えると利用価値高いかも?と思います。

夜なら口コミサイトのクーポンも利用できるみたいです。

農家の台所、恵比寿カレー店で太らない食べ方



以前は他の農家の台所と同じように、野菜を中心としたメニュー構成でしたが、いつの間にかカレー専門店にコンセプトチェンジ。
恵比寿という地代の高い場所で、客単価の低いカレーは採算がとれるのだろうか・・・
まぁ、ランチ客もある程度多いのだろうから問題ないのかな。


ここの定番メニューと言えば、やっぱりサラダバー。
栄養バランスが心配になった時、ここで調整・リセット!と思うほど、種類が豊富で栄養抜群の新鮮野菜が手ごろな値段で食べ放題。


カレー専門店になったということなので、カレーも注文してみましょう。
赤米と玉ねぎ1個丸ごと使う牛筋カレーを注文してみました。


出来上がるまで結構時間がかかるらしいので、その間にサラダバーで食物繊維を摂取。


注文した牛筋のカレーは本当に玉ねぎが1個まるまる載せられてご登場。
中は硬いんじゃないの?!と思いましたが、とっても柔らかくて外皮からするするスプーンで剥がれるので食べやすいです。

牛筋のカレーにはやっぱり日本米が合います。
久しぶりに食べた「日本のカレー」っていう感じ。


オールフリーのビールも頂いて合計で2000円弱。
夜でこの単価ならお手頃。



2013/01/29

亀屋陸奥の松風は、ダイエットに適している?

この松風。

ショーケースを見ているときに感じたのは「やわらかそう」「カステラ見たい」「甘い」

というイメージでしたが、見事に全具砕かれました。

まず非常に硬いです。
といっても噛み切れないほどではなく、力を入れてかまないとちぎれない程度です。
高齢者の方はこれ召し上がれるのだろうか・・・。


また、見た目はカステラみたいで甘そうですが、味は対照的でしょっぱいです。
そう、まさに味噌パンです。

目を閉じていただくと味噌パンの風味がして、とても松風という上品な御菓子とは思えない。
かなり硬い味噌パンを頂いている駄菓子のような感じですね。


でも、歴史があり演出は美しいお菓子なので、お土産には向いているかも。
自家用としては、なかなか候補に挙がりづらい。

五建ういろの和菓子で太らない方法


京都は素晴らしい。

食べたいものが、比較的安価で手に入ります。
こちら五健ういろも一度は行きたいと思っていた場所で、念願がようやくかなったという感じ。

まずは基本的な外郎4本を購入。

抹茶や白、黒蜜豆、豆などなど。


さっそく頂いてみたのですが、過去食べたどのういろうよりも食感が柔らかく、阿波ういろうや名古屋のういろう、山口のういろうなどとは全く正反対。
この食感の無さは、言われなければ蕨を連想させるほど。

水っぽく、好きな方にはたまらないと思いますが、私のように水気が少ない菓子を好むものにとってはややパンチ不足。

これを繊細さと言えばそうかもしれませんけどね。


続いて赤飯饅頭
これはなんというんだろ、、、、菓子ではないような。
餡子も入っていませんし、饅頭生地の中に赤飯が埋め込まれており、饅頭の上にはが1粒。
菓子というよりは御食事饅頭ですね。

いや、どちらも美味しかったです。
ういろうは手がべちゃべちゃになりますから、おしぼりを用意しながら頂くのがベターです。

仙泉のお弁当は体にも優しくダイエットにもよい

小分けにされた各食材がきれいに9マスに詰められており、見た目からして美味。

精進料理の料亭が提供するとあっては是非とも食したいと思っていたのですが、中を見るとエビやマグロの甘露煮があり、厳密に言うとこれ精進料理ではないですね。

まぁ、全部動物性たんぱく質を使わないとなると、コストがすっごくあがってしまうので仕方ないとは思いますが。


さすが京都だけはあり、田楽や湯葉などが大変美味。
木箱の斜めに走るご飯ものにはちょっと口を付けるだけにして、糖質と脂質の少ないものから頂きました。

でもさすが泉仙。
どの料理も一つ抜きんでていますね。

お弁当以外に、出汁巻き卵と味噌田楽もお願いし、これは夕方にでも頂こうかなと。


ヘルシーで高タンパク。
脂質も少ないので個人的にはとっても嬉しいお弁当です。


出汁巻き卵は、本当に出汁の味がする一品で、ややしっとりしていて食べやすく、1本完食。
さらに味噌田楽も、淡味のお弁当や出汁巻き卵と違い、味噌が力強い塩味を出しているので、最後の御茶がうまかった・・・。

京都の菓子屋鳴海餅で太らない方法

鳴海餅本店。

操業は浅く1875年から。
京都に居を置く和菓子やとしては新参者となるのかな。

しかし、ここは創意工夫で和菓子激戦区の京都でも確固たるポジションを得ています。

まずはみたらし。
たまり醤油と水あめで浸した焼きたての御団子を付けていただくんですが、粒が小さめで食べやすく、また甘タレも上品です。
1串に5本刺さっていますので、楊枝など串から外し、こちらも上品に頂くのが粋です。

同じく鳴海餅で購入した赤飯饅頭。

はたしてどんなものなのか?と思っていたら、饅頭の生地に赤飯が練りこまれ、栗が添えられているだけのシンプル饅頭でした。
これ、菓子というよりは、食事に近い感覚です。
甘くないし、餡も入っていないので。


そして、うぐいす餅、草もち、紅白の薯蕷饅頭も頂きましたけど、個人的には草もちが断トツ。
ほのかに香る草の風味と、しっとりと甘さ控え目の粒あんが”草の薄餅”にぴったりで、いやはや、これはすごいの一言でした。

草もちのように差別化しにくい商品をしっかりこだわって作っている意気込み。
これだけで、大満足でした。

2013/01/28

熟鮓職人の達人が営む徳山鮓でヘルシーな夕食と朝食を

小泉武夫氏が執筆した1冊の書籍。
「発酵レストラン」がきっかけで、ここ徳山鮓へ伺いました。

書籍を読んでいたら、発酵の第一人者である小泉氏が「弟子」と認める方が、余呉町で発酵の専門店を開いたと。
ならば一度は行ってみたいなぁ、、、そんな軽い思いつきをしたのが12月、大凡こうした願望は時と共に忘れるのが常なのですが、忘却よりも早く関西行きの機会があり、少し遠回りにはなるけれど”米原・余呉経由”で翌日に関西へ行くというルートで、思いつきから翌月(1月)に実現です。

まずは恵比寿から東京駅へ。
旅支度とばかりに大丸やらグランスタをめぐり、駅弁と菓子を求めてから「のぞみ」ではなく「ひかり」のチケットを購入。
今回初めて知ったのですが「ひかり号」の中には米原を停車しないものもあるので注意が必要です。

さて、ゆられること2時間程度。
米原に着くとぱらぱらと雪が降っていました。

1月中旬、真冬のど真ん中ですから不思議感はないのですが、このにくい演出が旅路を盛り上げてくれるわけです。

米原からは北へ向かう急行列車に乗換え、一路「余呉」へ。


米原を出発して数駅過ぎた頃から雪が激しさを増し、あたりは一面の銀世界。
ちょうど30分程度で目的地の余呉に到着。


ホームへ降りると、小さい”うさぎの雪だるま”があったので、そのまま目線を左に向けると子供たちが雪で遊んでいました。
そしてかなり大きな”カマクラ”を制作中・・・・やるな、子供達。


しんみりとした駅のホーム、まるで「秒速5センチメートル」のアニメ映画に出てきそうな駅の景色ですね。
駅員というよりはパートのお姉さんが17時まで駅にいるようですが、それ以後は無人駅になります。
トラブル時対応の札書きには「IC改札機、IC入金機等が故障した場合、インターホンを押してください」長浜駅長より・・・。
つまり何かあったら「どこかの駅から駅員が駆けつける駅」という感じでしょうか、忍びなくて故障しても呼びにくいですが。


さてここで困ったことが発生。
実は事前に連絡しておくと、お店の方が迎えに来てくれるのですが、当初伝えた時間より1時間前に到着しました。
余呉に到着したら賤ヶ岳を見たり、余呉湖を見たり少し観光でもできるかな?!という甘い考えがあったので。

ところがこの想定外の雪。

パートのお姉さんに「すみません、この辺にカフェありますか?」と質問すると「歩いて15分くらい行けばありますが・・・」と。
さらに道順を説明し始めて頂いたのですが丁重にお礼を言ってこれをお断りし、さみしい駅舎で1時間待つことにしました。


この駅舎、広さでいうと畳8枚分くらいの小部屋でトイレは外にあり、ストーブも焚かれていないんです。
猛烈に寒く、暖を取るために自販機で温かいお茶を買っても5分ほどすると冷たくなるのであまり意味がない。

さらに困った事に「イーモバイルが繋がらない」ですここ。
ネットをしていれば多少は寒さの事も頭から離れるし、何より少しは時間つぶしもできるだろうと思っていたのですが、甘かったですよ本当に。

60分経過してお店の方が見えた時には完全に芯まで冷えました。


お店へ到着すると想像していたよりはるかに小さい作りで、旅館というよりは民家です。
その中の数部屋を宿泊客に提供している感じで、お風呂もトイレも共同。

駅の周辺にはコンビニも銀行も、ホテルなどももちろん何も無かったので、おそらく夕食を希望するお客が食後に帰宅する手段がなくなってしまうという方への、せめてもの心遣いなのだと思います。

それゆえ宿泊としてのホスピタリティーはほとんどありませんから注意したほうがいいでしょう。
過去に90歳のおばあちゃんが運営する波照間島の民宿や、お寺の宿坊などで想定外の借宿にはなれているのですが、ここもかなりの想定外です。

お部屋はシンプルでテレビもラジオもなく、小さいテーブルと敷かれた布団だけ。
逆にこうなると、「食べること」と「寝ること」「本を読むこと」この3つくらいしかやることがなくなりますので、食・寝・読に集中するには最高の環境かもしれませんよ。


夕食は18時半からスタート。
それまでにお風呂を済ませ準備万端で食堂へ向かいました。


今回のお目当てはもちろん熟鮓と鮒鮓。
発酵のマエストロが推薦する一番弟子の料理をいよいよ食せるわけです。


■1品目は「にしんの麹漬け」
やや塩気があるので、写真のように少しだけ頂くもの。
これから始まる発酵懐石の軍太鼓が鳴らされました!美味しいです。


■2品目は鯖の熟鮓なんですが、一緒に添えられているのはカチョカヴァッロのチーズとトマトベースの酸味あるソース。
一見「発行+発行」さらに酸っぱいソース?!合わないような・・・と思いますが、これが最高に旨い!
いきなり2品目で徳山鮓のスペシャリテ登場です。

あまりの美味しさに笑ってしまいましたよ。
熟鮓とチーズがこれほど相性よいとは。

オーナーの徳山氏からお話があり、この1皿を作るのに3年かかったそうです。
いやはや「余呉まで遠いとか、1時間雪の中待ったとか」そんな軽口を閉口せざるを得ないこの1皿にこめられた魂の料理、感無量です。


■3品目は鯉の洗い。
こりっこりで歯ごたえのあるお刺身で、徳山氏曰く「本当に良質の鯉が手に入った時にしか出せない」とおっしゃっております。
たしかに、私が今まで食した鯉の料理は”鯉こく”など煮込み系の料理が多く、こうしたお造り系は初めてです。
見た目は鯛のお造りにやや赤みが差し込んだ印象なのですが、食感や味はまったく別物。
鯉は通年利用している料亭などがあるそうですが、その中でも特に美味しい時期というものを把握していらっしゃるようですね。
徳山氏の食材に対するこだわりが、こんなシンプルな1皿にも浸透しているのです。


■4品目はご当地名産ワカサギの天ぷら。
車で送迎して頂く時、吹雪の中、余呉湖でワカサギ釣をする方が大勢いました。
3センチ~4センチくらいのワカサギをさっと油を通しただけです。
油で揚げすぎていない為に”中のほどよいやわらかさ”が残り、かといって魚の臭みや癖なども油で一切飛んでいるこれまた素晴らしい匠の料理です。


非常に繊細で、独創的。
どの料理にもシンプルながら考え抜かれた技が見え隠れし、後半さらに期待が膨らみます。

外を眺めれば先程まで吹雪いていた雪がぴたりとやみ、余呉湖はその名のとおり鏡のような美しい「鏡湖」に変化。
風速0メートルの静寂と、ストーブの音だけが響くテーブルで、和の伝統とも言える熟鮓の最高峰を頂くという大変贅沢な夕食になっております。


■5品目は猪。
脂の多い部位から脂の全くない部位まで4種類のお肉が皿の中に盛られており、これに林檎と裏山で採れたという山椒の実が添えられています。
”塩度”が足りない場合には、皿の手前に添えられている塩か味噌を付けるようです。
特に山椒の風味が脂の”こってり感”を全部もって行ってくれますし、りんごの酸味は淡味すぎる脂身無しの肉と実に合います。
うちは海だけじゃなく山も料理するよ!という意気込みが伝わってくる気迫の1皿。
冬は多くの和食屋さんで猪料理は提供していますが、過去に頂いた猪料理にもう1ひねり加え、次元の違いを見せつけられた猪料理という感想。


■6皿目は鮒寿司。
そう今回の目的その2にあたります。
お腹にたっぷりの卵を抱えており、この2切れで十分高タンパク。
この鮒寿司を見ていたら、急にお酒が飲みたくなって熱燗をお願いしました、実に日本酒と合います。
思っていたほど癖はなく、おそらく極薄の2枚だけだったからかもしれませんが、個人的には大好物の範疇に入る味です。
普段晩酌はしませんが、こんな珍味があれば、自宅でちびちびやりたくなるかも。


■7皿目は「お新香」?!と思ったら、からすみでした。
でもただのカラスミじゃありませんよ、自家製発酵カラスミと、その天ぷらなわけです。
通常のカラスミと比べると色が薄く、発酵の過程でこうなったのだろうと思われますが、実に深い味わい。
からすみだけでも十分に美味しいところへ、徳山氏秘伝の発酵技術が加わると、からすみもこんなに変化するんだなぁ、、、と関心させられました。
もはや芸術的な作品です。


■8皿目はモロコのうに味噌のせ。
高級魚モロコをまぁなんと贅沢にもウニとあわせちゃうなんて。
甘煮のモロコとウニのほのかな苦味がバランスとれていて、見た目も実に美しい。
一見、少し大ぶりのワカサギかな?と思いましたが、全然違いましたね。


■9皿目はいよいよメインの熊鍋。
脂がたっぷりのった猪のしゃぶしゃぶであります。
まずは大きなすっぽんの形をした土鍋が運ばれ、そこには天然のなめこが2つ。
濃口の味付け汁にネギを入れ、お肉を入れて頂くのですが、この汁を1/3程残すのがポイントのようです。
なぜかというと、後で雑炊にするらしいので。

熊肉をいれると汁に脂が移り、これが雑炊には抜群の”ダシ”になるとのことでした。
考えられていますね全てが。

そして、雑炊登場。
先ほどの脂が確かにご飯と相性バッチリ、卵が溶いてあり冬場には最高の雑炊でしょう。


さて、ここまででかなりお腹一杯で〆も終わったし・・・と思って腰を上げてはいけませんよ。
個人的にはどのお店でもコース料理の場合、最後の菓子でその真価が問われると思っています。
メインの料理に重きを置き、最後の菓子にあまり力を入れていない一般店の場合、出来合いの菓子が提供されたり、またはシンプルにわらび餅や餅菓子だけという事がよくあるのですが、ここは徳山鮓。
どんな菓子が出てくるのかと期待していましたが、想像を超えたものとなりました。

まず写真にあるように、見た目はバター?!チーズ?!豆腐のアイスクリーム?!
いえいえ、これは熟鮓を作る過程で出てくる「飯=いひ」というものを使ったアイスクリームらしく、まさに最後のデザートまで発酵食品しています。

そこにブルーベリーソースがかけられており、口当たりはクリームチーズで、口の中でアイスになり、後味は熟鮓の風味という究極の変化を見せる絶品菓子です。


翌朝の朝食も品数が多く、それでいて低カロリー高タンパクは嬉しい限り。
朝も徳山氏と色々お話を聞かせていただき、氏がお勧めする京都や大阪、都内の名店を教えていただきました。


出発は1時間に1本だけの米原方面へ列車を逃してはと、8:50にはご主人自らが車で駅まで送って頂き、まるで小説の中のような銀世界から、月曜日の現世界へ戻ってまいりました。

2013/01/27

冬においしく、ダイエットにもよい駅弁を探せ


最近の東京駅のやる気には気迫を感じる。

改札外では大丸の大リニューアルに始まり、駅構内グランスタの充実などなど。


新幹線を利用する際、自宅からだと品川からのりこむのが一番速いのですが、一旦東京駅まで出て、そこでお弁当お菓子などを買い込んで乗り込むスタイルが個人的に定着しつつあります。

品川では揃わない見事なお弁当お菓子の数々を選ぶ楽しみもあるし、レストランも多数ありますからね。


ほとんど買い物は大丸で済ましていますが、今回は駅構内で以前から気になっていた「弁当屋”祭”」へうかがってみました。

改めて陳列ケースを覗いてみると、実に色々なお弁当が売られています。
どうやらここ「祭」は全国でも有名な駅弁を販売しているセレクトショップみたいなものか?!
個人的に大好きな峠の釜めしも作りたてで売っているではないか!

これは迷うぞ。


気分的には峠の釜めしだけれど、今回は食べたことがないものを選んでみようと思い、旬の食材を使ったお弁当1つと、ちょっと風変わりなお弁当をチョイス。

・厚岸かきめし弁当:980円
・ひっぱりだこ:980円

特に「ひっぱりだこ」はツボの形をしたもので、まさに蛸壺。

さて、さっそく頂いてみます。
まずは牡蠣から。

のような色合いの炊き込みごの上には海苔と煮しじみが。
その上にたくさんの牡蠣がのせられているので、まずいわけがありません!が・・・
これ、温かければよりおいしんだけど完全に冷えてる。


続いて「ひっぱりだこ
蓋をあけるとまず目に飛び込んでくるのは2切れの蛸。
そりゃね、ひっぱりだこというくらいだから、タコがたくさん入ってなければ反則でしょう。
でも、食べててわかったのはタコは表面に見える2つのみ。

あとは炊き込みごがたっぷり入っていて、最後に”たこ焼き”を思わせる肉団子が入ってます。

う~む。。。たしかに押しいい。
両方共にね。

だけれど、1つ980円という価格を考えると、やや割高感があるかなぁ。

アピシウス、グランメゾンで太らない食べ方

もはや非の打ちどころがないレストランです。


夜は1人で20000円~するものの、ランチなら5000円と8000円から選択ができるので、最初はランチがお勧めです。

かなり厳しいドレスコードがあり、男性は襟付きのジャケット必ず着用となっています。
もし忘れてしまった場合などは、グレーや紺、8種類のジャケットを貸し出してくれるそうです。


見事なテーブルセットカトラリー、荘厳な内装は、来るものをまるで拒んでいるよう。
もちろん一元さんは入りにくいでしょう。

私は一人で電話予約しましたが、なんとランチはおひとり様は3名までということで、かなりラッキーでした。

まず供されたのは紅茶とオリーブオイル。
つづいて前妻。

温かいテリーヌ、仔牛のパイ包焼、デザートなどが5000円のコースです。
なにより女性陣にうれしいのは、最後のデザートはワゴンで提供してくれますが、好きなだけとってもokなこと。
コーヒーや紅茶もセット料金の中に含まれています。

頂いた感想ですが、5000円の前菜1皿、メイン1皿でも十分おなかいっぱいになります。


最後に、夜にも予約しようとしたら、「もうしわけありません、1人様のご予約は夜は受けて受けていないのです」とのこと・・・
再びランチで今度は8000円に挑戦してみようと思います。


ちなみに、ここは厳格なドレスコードがありますので、ジャケットは着用必須です。
もし忘れたら電話の時に伝えれば、貸し出しをしてくれます。

これは素晴らしい琉球懐石「東道盆」赤坂潭亭


2008年~2011年前半まで沖縄の「おもろまち」という場所に住んでおり、月の半分を都内で、半分を沖縄で・・・という二重生活をしていました。

それだけ長く沖縄にいたので、当然沖縄の味にも懐かしさを感じる時があり、暇を見つけては都内の沖縄料理店に通っていました。
しかし本日、ふらふらと都内の沖縄料理屋さんをめぐる事にも終止符が打たれました。

そう、精進料理が大好きな私にとって、琉球の精進料理とも言える琉球宮廷料理を提供するお店を見つけたからです。

それは赤坂潭亭。


過去の沖縄生活の中で、記憶に残る料理として「東道盆」というのがありました。
東道盆というのは特別な日に食べる宮廷料理「五段のお取持」で「二の膳と三の膳」の間に提供されるオードブルのようなポジションの料理。
沖縄の漆盆に載せられて供される見た目にも美しい料理ですが、レシピを忠実に再現するのが難しい点と、調理に時間がかかるので、提供しているお店はごくわずか、そのため必ず数週間前には予約が必要です。


初めて東道盆を頂いたのは沖縄日航ホテル。
期間限定で提供していたので、是非頂きたいと予約の電話、しかし「2人様からなので」。。。という条件。
仕方なく1人で2人分御願し、頂いてみると精進料理が好きな私の口と体にぴったり!つまりかなり精進料理に近いのです。

その後、どうしてもまたあの時の味が忘れられず、提供しているお店を探していたのですが、なかなか見つからず、ほとんど記憶から忘れ、あきらめかけた頃に、ここ赤坂潭亭で提供しているという情報を聞きつけたのです。

思えば沖縄のホテルで最初に東道盆を頂いてから五年、都内であの味が頂けるとは夢にも思わず、期待値は高まるばかり。

今日はランチを中華の名店「黒猫夜」で、午後のティータイムはこれまた名店のサン・キャトル・ヴァンで頂くという贅沢な一日で、最後の締めにふさわしい琉球懐石。

お店に時間ぴたりに到着し部屋へ通されると、テーブルに置いてある本日のメニューの中にしっかりと、期待の「東道盆」の文字が・・・。
アルコールは避け、温かいお茶を頂きながら18時に懐石スタート。

まずは海老真丈から。

そろりそろりと頂いていると、続いて2皿目に本命の東道盆がご登場。
調理人の方が説明をしながら小皿に取り分けてくれます。

普段は頂かない田芋や花イカ、豆腐ようなど、どれも上品で美味。
特に「泡盛の味がしみ込んだ豆腐よう」と、ランチでも頂ける「揚げた田芋」は絶品!。


お造りは島の魚を二種類の醤油で頂くのが特徴。
非常に個人的な事ですが、この日に限って口内炎になってしまい(栄養偏ってたからかも)こちらの醤油はパス。

その後、脂身がとろけるほど柔らかいラフテー、ほどよい甘みが特徴の石垣牛田楽、数え切れないほどの具材を使ったフーチバージューシーなど、沖縄・琉球の歴史と伝統を凝縮した贅沢な料理が続きました。


デザートは3種あり、自家製ちんすこう、黒糖蜜をかけた杏子寄せ、アテモヤの林檎ゼリー掛け。
どれも繊細な細工でお見事なのですが、お料理全体が甘口なので、デザートは残念ながら大半を残してしまいました。

今回の東道盆は一人で頂いたわけですが、できれば複数名で囲めば楽しくなるだろうなと感じました。
個室で頂くため、一人客はよけいに孤独感がただよいます(というか、この店に一人で来る人はいるんだろうか・・・)


さて、ここまではお料理のお話。
どれもこれも、貴重な食材と調理法で、味に関してはまったくもって問題なし。
ただ、唯一残念なのは、コスパです。

今回の東道盆コースは15750円でしたが、ソフトドリンク1つと、サービス料、そしてどこにも書かれていませんが「御部屋代」というのが¥2000発生し、最後のお会計は19000円ちょい。

今後改善してほしいとすれば、やはりもう少しお安くしてほしいという点でしょうかね。
個室なので「1部屋1組しか回転出来ない事」「赤坂という地代」が発生するのはよくわかりますが、1人20000円で食事するなら、他のお店もかなり選択肢として挙がります。

個人的には頻繁に通いたい素晴らしいお店、上記の点以外では味付けをもう少し薄味にして欲しい事くらいでしょうか、精進料理系など薄味に慣れているため、こちらのラフテーや石垣牛の田楽は少ししょぱすぎてしまう。

ただ、いづれにしても名店であることには間違いないでしょう。

夜のコースは油と砂糖がたっぷりで、ちょっとダイエッターにはきついメニューかもしれません。
炭水化物として目立つのはフーチバージューシーと田芋くらいなのですが、味付けが濃く、特にラフテーや石垣牛の田楽に添えられている味噌には、かなりの砂糖が使われていると思われます。

神保町、傳での料理提供順序について


神保町は仕事の関係で出かけることに加え、和菓子で有名な「ササマ」があるので詳しいつもりでいたのですが、まさかこんな場所に?!というところに店舗があります。

看板はありません、ただ店頭に小さいシールで「傳」とあるだけ・・・。
まぁ、予約客しか来ませんから当然ですが。


開店と同時の18時に予約していたので1番乗りかと思いきや、すでに1組3名の先客在籍。

私は広いカウンターの右から3番目に通されました。

はじめて来訪する点、1人客である点などから、この位置になったと思われます。
もし一番左隅などに案内されれば、ある意味「客」である私を放置してしまうことになるし、かといって真ん中へ通されれば、「客」である私が、初めてなので緊張するのでは?!という配慮があったためでしょう。

お見事な采配です。


長谷川さんを含め、調理場は5名、お酒と配膳係が2名体制。
2Fにも客室があるので、ピーク時には大変だと思いますよこれ。


予約時に「小食で、炭水化物を控えているので、量は少なめにお願いします」という難儀な課題を出しておりましたので、コースの内容は他のお客とは若干違う要素があります。

食前酒のシャンパンが運ばれ、ちょこっと頂いてみると、大変な美味。
味はルイロデレール・クリスタルに似ており、甘さの中にも力強い酸味がある美味しいアペリティフです。
聞けば生産者が数日前に来日して訪店したのだとか。


その後直ぐに傳名物の最中が登場。

フォアグラと丹波栗(おそらく銀寄)、きゅうりを挟み込んだこの季節らしい前菜で、これだけ売ってくれないかな・・・と思ってしまったほどレベルが高い1品。
秋が終われば季節の果物や味噌なども使う模様です。


この時点で食前酒を飲み過ぎて酔っぱらい状態。
ノンアルコールワインに切り替えてもらいました。


続いてはブルーチーズの茶碗蒸。
その上からイチジクのソースで蓋をして、チーズの臭みを消しているそうです。
茶碗蒸なので、かき混ぜて頂くのも作法としては間違っていませんから、下からしゃもじですくい上げ、かき混ぜて頂きました。
数粒乗せられた「アラレ」が食感のポイントになっている、これまた絶品の品です。

と、ここまで前半に糖質系が多く、血糖値が気になるぞ・・・と内心感じながらも、ノンアルコールワインから日本酒に変えてもらいました。

ブランドは手取川ですが、傳さんオリジナルの日本酒で、ここでしか頂けない貴重なものらしいです。
長谷川さんが、何度も強調し、他のお客にも強調していました。
それなりに大きな酒蔵が1店舗だけにオリジナルブレンドを提供することは極めて珍しいので、アピールしたい気持ちはよくわかります。


続いての料理は芋です。
海老芋、そしてまたしても炭水化物!

おそらく長谷川大将は、ダイエットと言うものをしたことは無いのでしょう。
それはそれでかまいませんが。

しかし食べる順番からすると、ほとんど食物繊維が前半に出てこない時点でかなり評価は下がるのですが、大丈夫だろうか傳!
個人的には絶対にあり得ない食べ方ですが、ここはひとつ黙って黙々と頂きます。

私は初めての来訪だったので、そのまま海老芋が提供されましたが、他の女性客には軍手をはめてもらい「芋掘りの要領」で「ご自分で探してください」と、粋な演出はお見事!

さてこの海老芋、サトイモと間違える人が多いと思いますが、仕込みに大変な時間を費やしているようです。
詳しくはお店で食べてください(いろいろ長々説明してくれたのですが、すべて忘れました)。


芋の次はカツオのお刺身が出て、お魚と野菜のあんかけ、そしてこれまた傳名物のグリーンサラダがご登場。
本来なら、サラダから出してほしいけど、何故か後半です。

あんかけの中には銀杏が2つほど入っていますが「心が綺麗な人」には顔が見えるそうですよ・・・。

サラダのかぼちゃフリッターも、ニンジンと合わせて顔に見立てた粋なはからい。
こうした演出と気さくさがリピート客をどんどん増やしているのでしょうね。

食前酒→ノンアルコールワイン→日本酒→白ワインとお酒も意外に飲んでしまい、後半は結構酔ってきました。


いよいよお料理も終盤。

カモ肉と九条ネギの汁ものが提供されたものの、すでにお腹は95%割満腹状態。

「ご飯は少なめで結構です」とお伝えし、本当に少なめにイクラご飯を出してもらいましたが、それでも、ほとんど残してしまいました・・・。

最後のデザートはコースのものとは例外で、蜜たっぷりの林檎を輪切りにしてもらいました。
とてもじゃないけれどこれ以上糖質は取れないし、満腹だったので。
実はリンゴも十分糖質ありますけどね(うるさい客だ)。

18時に入店し、次々に料理を提供してもらい20:00にはお会計というスムースな流れ。
最後は長谷川さんと少しだけお話させてもらい、帰路に就きました。


美味しい料理と言うのは食材だけでなく、お客とスタッフとの呼吸・調和、料理が出てくるタイミングや演出など、その全てを無意識に感じ取り「美味しい」と思うのだなぁと感じさせられるお店でした。


1人で伺いましたが、とてもアットホームな雰囲気の中、楽しいひと時を過ごせたし。
そして何よりCPが抜群です。
お料理のコースが14000円だったのですが、食前酒・ノンアルコールワイン・日本酒・ホットウーロン茶・白ワインまで頂いて15000円。
抜群のホスピタリティーとCPは、前半糖質過多ではあるものの高評価につながりました。


とてもお客様想いで融通が利くお店なので、食物繊維系、サラダなどから先に出して!とお願いすればきっとかなえてくれます。
また、低糖質について事前に電話で伝えておけば、芋類、穀類は控えてくれるみたいです。
お会計時にお話しした際には「次回はそのように工夫してみます」と有難い配慮も頂きました。
女性をお連れしたら間違いなく喜ばれるお店だと思います。

せきざわ食堂で太らない注文方法

東長崎は、20年ほど前に住んでいた町。
しかし、せきざわ食堂の存在は知りませんでした・・・ごめんなさい。

これほどコストパフォーマンスがよく、ボリュームがあり、味も悪くない食堂が駅から徒歩3分程度にあるとは・・・

出来れば済んでいた学生時代に知りたかった。
当時はネットも無かったし、知りえるすべはかなりなかったけど、今はネット社会。
20年越しに東長崎の名店に出会えて光栄です。

今回注文したのは以下の8品。

・血液サラサラ玉ねぎスライス。
・下ろし大根
・ヒジキのお惣菜
・卵焼き
・生姜焼
・カレーライス
・チャーハン
・味のフライ

これ全部いただいました!
総カロリー4000キロカロリー超えているかも。

でも、脂はこってりなんですが、雰囲気がとてもよく、美味しく頂きましたよ。

何より驚いたのは8品注文してお値段が1750円という激安価格。


これには衝撃を通り越してしまいそう。

まさに町の人たちの台所。
サービス精神だけで営業を続けているとしか思えない。

これからも頑張ってほしい。

四ツ谷のたいやき、わかばでは団子も美味しい

ダイエッターにとっては最も危険な食べ物、洋菓子と和菓子。
つまり砂糖を使った菓子系。

その中でも、タイ焼きは生地が小麦粉で炭水化物、中の餡子には大量の砂糖が・・・。
団子も、白玉の部分は炭水化物で餡子やみたらしの部分にも砂糖が大量に・・・。

つまりダブル糖質というわけです。

しかし、ここわかばのお団子は、そんな黄色信号の危険性を知らされていたとしても食べてしまうほど美味しいのです。

特に餡子のお団子。

3本入りのパックには盛り上がるほどの餡子が詰められており、食後にも関わらずぺロリと3本まとめて完食してしまうほどです。


もちろん血糖値も急上昇するでしょう・・・。
たまには自分へのご褒美として、これほど美味しいものなら、ストレス解消にもなるし、なにより運動へのモチベーションも上がります。


また、わかばはタイ焼きが一番有名。
しかしこのタイ焼き、さしたる特徴はなく、実に普通の味わい。

この安定感が人気なのでしょうね。

タイ焼きは中の餡子に砂糖がびっしり使われており、生地は小麦粉なので炭水化物という、これまたダイエッターにとっては強敵です。


でも、洋菓子を食べるのよりは和菓子を選びましょう。
餡子は食物繊維が多いから、便通もよくなります。
くれぐれも食べすぎには注意しながらですが。

若松河田の名店、ナーガルジュナは体に優しく味も超一流

ようやく今日こそはと覚悟を決めた11月24日、ブログもディナー開店の表示が。
念のためお店に予約の電話をし、地下鉄の副都心線ホームに降りる。

渋谷から東新宿→都営大江戸線の若松河田へ向かおうという計画。

ところがだ・・・震度4の地震発生。
電車が全く動かない。

遅れたら申し訳ないので、いったん地上に出てタクシーで向かう事にする。

渋谷駅周辺では同じことを考える人々であふれ、タクシーがなかなかつかまらない。
気温は8度と非常に寒く、ぶるぶる震えながら待つこと10分、ようやく空車の1台にありつけた。

大急ぎで女子医大まで向かってもらう、お店は女子医大のすぐわきなので。

渋谷駅から青山通りへ入り、神宮の細い道を抜け四谷方面へ。
外苑東通りを一路北に向かって進んでもらう。

約15分の道程。
渋谷駅から2500円ちょうどで到着。
まさかこんな場所に?!という住宅街にお店あるので、初めての方は気づかないかもしれない。


地下に降りてドアをあけると、まず驚くのが店内の香り。
店全体にスパイスの香りが充満しており、一般のインド料理店でもここまでの香り立つ空気にはありつけないだろう。
この時点で本格的なカレーに間違いないと確信する。


しかし、どうやら予約の必要は無かったようだ。
店内にはだれもおらず、私は一番奥のテーブルに案内された。

ここのテーブルだけは暖簾のような仕切りで分けられており、半個室のような雰囲気。
嬉しい配慮だが、写真を撮影するにはやや不都合かもしれないな、、、少し証明が暗いので。

メニューを見て、単品でカバブやカレーも考えたけれど、ここは店主の個性が光るコースをもちろん注文。
カレーはシーフードとキノコのクリームカレーからの選択でしたが、最近魚介を頂いていない事に気づき、シーフードを選択。

さらに食前酒としてポルトガルの赤ワイン、食後にはミルクの入らない「マサレ・キ・チャイ」それから、ライスは少なめで、オムレツを追加してくださいと付け加えた。

店内に流れるBGMは優雅な旋律で、他のカレー店に流れているようなインド音楽ではない。
目を閉じれば、まるで美術館の中にあるレストランに居るよう無感覚だ。


まずは赤ワインが運ばれ、見た目にも美しいサラダとひよこ豆のカレーソースが届く。

普段なら「ドレッシング無しで」とお願いするところだけれど、今回はあえてそれはしなかった。
「無農薬ハーブドレッシング」と敢えて書かれているほどに、食べる側の気持ちを考えてくださっているシェフの心配りを頂かないわけにはいかない。
そしてそれほ程なく正解だったわかる。

まずこのサラダ、レタス、キャベツ、ニンジンに加え、イチゴ、グレープフルーツ、プチトマト、アボガドなど、それぞれのサラダの具材が見事に調和しており、ありものを入れているわけでも、旬のものを選んでいるわけでもなく、「きちんと計算されて組み合わされている」と思われます。

ほどよい酸味のイチゴとグレープフルーツ、葉野菜の苦みをこのドレッシングが全体を見事に指揮しており、美しく実においしいいオーケストラに仕上がっています。

続いての玉ねぎのスープは、そのままでも美味しいですが、テーブルにある黒コショウを入れるとさらにうまみが増しますよ。


そしてある意味これも楽しみの一つだった鹿肉のロティが登場。

洋梨の甘露煮に加え、鹿肉のステーキ、内臓系など4種類くらいのお肉がお皿に盛りつけられる。
フルーツの横にはひよこ豆とスパイスをあえたサラダのようなものがあり、まずはこれを頂いてみよう。
右回りに食べてゆくが、ひよことスパイスをあえたものと、そのお隣の小さいお肉の塊がかなり辛く、ちょっとピリッとしました。
最後のステーキには、最初はそのままで、次は洋梨を乗せてなど、自分なりに楽しみましたが、さすが3時間も煮込んでいるだけはあり、柔らかく「外はこんがり、中はミディアム」というステーキハウス顔負けの焼き加減が私の食感に最適でした。


さて、いよいよシーフードカレーが運ばれる。
まずはソースを1口だけ頂いてみる・・・

はぁぁぁぁ、、、、こんなにスパイスが濃度が高く、煮込まれたカレーは初めてかもしれない。
しかも、最初は確実にカレーの風味がるするのに、しばらくすると、まるで魚介のブイヤベースを頂いてるような旨みが口全体を覆うという2段の味が口に広がるのです。

そう、それはまるで「魚介のブイヤベース風味のカレー」なのか「カレー風味のブイヤベース」なのか?!という混合料理ではなく、確実に「カレー」でありながら「ブイヤベース」の要素を持つという匠の技がなせる調理技術で完成された素晴らしい「シーフードカレー」になっているのです。

よくカレーのソースに、別鍋で茹でた魚介を入れただけのシーフードカレーを見かけますが、その類とは全く次元が違います。
その証拠に、今回は「北海道産真カジカ」「天然ベビーホタテ貝」「ワラサ」「インド産海老」が具材の説明として書いてありましたが、これ以外に「カニ」も入ってまして、このカニ。なんと甲羅ごと食べられました。
つまりそれほどまでに煮込まれているからこそ、ブイヤベースのような味がしみ込むという証拠です。

辛さを上げてもらい、注文時に「油を少なめに」とご無理なお願いをしておいたので、昆布の出汁を追加してくれた模様で、ほんのりですが昆布出汁の味もしました。

ライスは五穀米で、オムレツがご飯全体に覆いかぶさっているので、見た目が女性受け間違いなしですね、スプーンでオムレツを吸い上げると中から「米顔」が現れます。
まずはカレーの具であるホタテ、ワラサ、カジカ、カニなどを頂いた後、カレーのソースだけになった状態でオムレツとご飯を少々混ぜて頂いてみました。

もう完璧です。
半熟のオムレツ、炊き加減もちょうどよい五穀米、それに程よいピリ辛で魚介の味がしみ込んだカレーソース。

あまりの美味しさに黙々と食べていると、店主がテーブルにまで来て頂き、「辛さはいかがでしょうか?」と。「まったく問題ありません、素晴らしいです」とお伝えし「ご無理な注文、恐れ入ります」と付け加えました。

カレーは完全に完食しましたが、ご飯は8割ほど残してしまいました申し訳ない・・・。
一応少なめにとお伝えしましたが、次回は半分以下でと伝えよう。
炭水化物は控えているので。

タイミングよくカレーを下げてもらうと最後はデザートの時間。
チーズケーキを含めた3種が登場。
もちろんお味も美味しいけど、糖質を制限しているのでどれも1口だけ頂き、ミルク無し見た目はコーヒーのチャイを頂く。


フレンチでは最初の皿は淡味に、そして徐々に濃い味にしてゆき、最後のデザートで甘くまとめるというのが鉄則ですが。
今回のナーガルジュナも、最初はサラダ、ひよこ豆のカレー風味、そして鹿肉でさらにピリ辛を、最後のカレーでさらに強めの辛さにし、最後のデザートでまとめるという、後半に行くに従い辛さが増してゆくという王道を貫徹しており、このあたりの暗黙のルールもお見事でした。


時間を見ると入店からちょうど1時間。


この間、子供たちや業者の方が店内に来てやり取りをして、店外へ出る際には必ず「失礼しました」と言っているのが気になり、あれは教育ですか?と伺ったところ「はい、教育です」と女性店員さん。

料理の説明も決してエレガントではないけれど、一生懸命勉強して伝えようとしている姿勢が伝わる心温まる接客だし、真の接遇とはこういう事を言うんじゃないのだろうか?!と考えさせられるほど。

素晴らしい「時(とき)」の流れを感じ。
幸せな空間で過ごせました。


余談ですが、日本人として、いや同じ時代に生まれた人として、もしナーガルジュナの名前を知るきっかけができたなら、一度は足を運んでほしいという願いがあります。
私は世界中のカレー店をめぐったわけではありませんが、これほどまでに技術が高く、お客の事を考えているシェフ、素材のすばらしさ、CPの高さを考えると、行く価値は十分あると思うからです。

甘い味付けがダイエットには向いていない、お多幸


日本橋。

東京が江戸だったころからの中心地。

そんな日本の真ん中で頂くランチはやっぱり「和」に限るということで、お多幸の「とう飯」を頂いてきました。


写真が美味しそうだったので・・・。


メニューはランチでは「とう飯」以外に「おでん定食」などもありますが、昔の自分なら「おでんにご飯なんてありえない!」
そんな考え方でしたが、今ではすっかり「最高の組み合わせじゃないか!?」という印象に変化しています。

いつからか、きんぴらごぼうが食べれるようになったり、ひじきが好きになったり、おからが好物になったりと、大人になることとは、味覚の変化も大きく関与しているのだろうと思う。
おそらくそれは、体が欲するものが変化するからに違いないとは思うけれど。


とう飯。


汁が染み込んだ茶飯の上に巨大な豆腐が載せられており、御味噌汁、煮卵と大根の煮物(小さいお肉入り)、お新香という極めてシンプルな定食。
でも、確実にまた食べたくなる味。


ご飯の量がかなり多めなんですが、提供された時には無理だわこれ!と思いながらも、食べ始めるとするするとイケてしまい、あっという間に完食。

これはヘルシー、ケララの風2


場所は大森。

物理的距離は品川から2駅なんですが、山手線の外という心の距離があり、なかなか足を運びにくい場所でしたが、乗換案内で見たら自宅から案外近く、さらに今日は京橋でエリックサウス→イデミスギノという流れもあり、そのまま京浜東北線で向かっちゃいました。


前から気になっていたのは、多くのレビュアーさんが写真で撮影している「白いおまんじゅうみたいなやつ」です。
他のインド料理屋さんでこんなの見たことないんですよね・・・・。

ケララと言えば、ニルワナムのランチで頂くケララパロタくらいしか単語が思い付かないけれど、この地方独特の料理なんだろうか。


さて、大森駅到着。

さっそくスマートフォンのナビゲーション機能を起動。
ふむふむ、線路沿いを進めばいいわけねと思いながらゆっくり進行開始。

手には先ほど購入したイデミスギノのショートケーキがあるので、すれ違いざまに他人様に激突しないよう自分より手提げ袋を気にしながら歩いているため、歩行速度はやや遅め。

歩くこと7分ちょっとでお店の前に到着しました。


口コミサイトでは「案外綺麗なお店」「カフェ見たい」というコメントがあったので、なるほどこれか!と、ドアの部分を撮影したら、間違えました、隣のお家だったもよう・・・、ドアが全く一緒だったので・・・。
一つ右に移動し、改めて店頭をパシャリと撮影。


店内に入ると、先客2名、共に男性でした。
ランチにしては遅すぎる14:30という時間だったからかな。

とっても優しく丁寧な女性スタッフ(おばさま)がテーブルに案内してくれました。
自分の勝手なイメージでは、現地のインド人が経営している小さめのお店・・・をイメージしていたのですが、本当におしゃれなカフェ風のしかも日本人シェフのお店でした。

さっそくメニューを見ましたが、目的は「白いおまんじゅうのようなメニュー=イドゥリ」

が、残念ながらイドゥリは豆と米を発酵させて作る南インドのパンらしく、平日は2日程前から予約が必要とのこと、土日だったらあるそうなんです。う~む残念だ、事前に調べなかった私が悪いのですけどね。

ティファンは残ったらテイクアウト可能ですか?!と伺ってみると、もちろん問題ありませんとのことでしたので、とりあえず用意が無かったイドゥリといつも頂いているワダ以外は全種注文。
さらにせっかく来たのだからとよせばいいのにランチミールスも注文。


お隣で食後のチャイを飲んでいる男性が「君、そんなに食えんだろ?」的な(-.-)で見つめてきたので、「いえいえ、こう見えて大食いですから」という心の返事で応酬。

そんな不毛な戦いを繰り広げていると、ランチミールスがさっそく運ばれてきました。


ミールスはライス意外のほとんどはおかわり自由という素晴らしいサービス。
各カトリの説明は写真のコメントにて失礼します。

個人的な味覚からすると、キャベツのクートゥが最も好みでした。
ココナッツ風味でパリッとしたナッツとキャベツのふにゃっとした食感がたまらないです。
こちらだけおかわりを頂きました。


ちなみにミールス意外に注文したティファンは以下の通り

・ウタパム=白いお好み焼きのようなもの(豆と米で出来た生地を薄焼きにしたも)
 →今回注文できなかったイドゥリと同じ生地で出来ているようです

・ウプマ=粗挽き小麦粉の練り物(見た目がポテトサラダのようなやつ)

・マサラオムレツ=青唐辛子がピリリと辛い南インドの定番オムレツ(これだけ唯一サンバルとチャツネが付いていない)

全部味が薄めなんですが、マサラオムレツだけは単品で提供されます。
それ以外のメニューは炭水化物だからなのかサンバルとココナッツチャトニが付いてきます。
それらを付けて頂くようなんですが、味はかなり薄めで、ティファン(軽食)=甘いものではないので、ご注意あれです。


ミールスのカード(何も入っていないヨーグルト)はサンバルやラッサムといった塩分が多いおかずと一緒にライスと混ぜて頂くようです。

「それぞれのカトリに入っているおかずをライスにごちゃごちゃに混ぜて食べてください」という食べ方の用紙がテーブルにおいてあり、そうして混ぜて食べると美味しくなるようにライスの炊き方も工夫しているようです。
「自分好みの美味しい混ぜ方を作り出してください」と、ミールスの解説用紙に追記がありました。


ちなみに日本の食文化は、食材を別々に口に入れて調味するので「口内調味」と言うらしいです。


今回訪問して何よりも感動したのは、やはり女性店員さんの対応でした。
素晴らしいです。
気遣い、言葉づかい、その言葉の節々にお客様への愛情を感じます。


カレーよりこちらの方の接遇が何よりものご馳走になります。

ホテルビュッフェ、グラスコートで太らない方法

新宿駅から徒歩10分程度、京王プラザホテルの2Fで営業するグラスコート。
自らを「スーパービュッフェ」と称するだけはあり、その料理の品数は私の知る限り最多。

帝国ホテルのインペリアルバイキングサール、三井ガーデンホテルのスカイ、その他、名のあるいくつかのホテルビュッフェは行きましたが、ここほどメニュー数が多いのは初めてです。

また1品1品もそれなりにレベルが高く、ローストビーフやフォアグラなど、ややコストがかかる食材も怒涛のごとく提供しています。

ダイエッターとして、ビュッフェで最も気にするのは「食べる順番」と「食べるメニュー」この2つをいかにマネジメントするかです。

そんなこと言ってたら楽しく食べれないじゃん!・・・という声も聞こえてきそうですが、それはそれでかまいませんよと、ただ私は気になるというだけ。。。


さて、まず何から食べるかと言うと、もちろん「サラダ」です。
生野菜を深目のお皿にたっぷり入れます、カイワレ、きゅうり、レタス、ブロッコリーなど、食物繊維が多く糖質の少ない野菜をドレッシング無しで頂きます、しかもかなり大盛りで。

これを頂いた後、続いてはお魚のカルパッチョや酢の物、ひじきの煮物やおからなどのお惣菜系を頂きます。
大切なのは少量多品種。
多くの栄養素を食べながらも、カロリーを抑えるのがポイント。

蕎麦やカレー、ナシゴレン、寿司など、炭水化物系に惹かれるも、前半は手を付けません。


ちなみにローストビーフは頂きますが、脂身はカットしてもらい、ソースも塩もかけず、肉のみで食べるのが私流。
たまには野生のライオンか豹にでもなったつもりで、味のない肉を食べるのもよいものですよ。

フォアグラは美味しそうですが個人的にはパス。
カロリーと脂質が高すぎるためです。

ちなみに、デザートは別・・・さすがにそこまで我慢したらビュッフェの楽しみが半減しますからね。


こうしたビュッフェの楽しいところは自分流に料理をアレンジ出来ること。

例えばカレーも、白米ではなくナシゴレンにかけたり、そのナシゴレンカレーの上にローストビーフをのせたり・・・形や構成を自由に変えて「究極オリジナルアレンジ料理」を楽しみたいところです。

デザート系でお勧めなアレンジは、バニラアイス+ブルーチーズです。
甘味と酸味が重なって、不思議なスウィーツになります。

またパンの間にフォアグラやローストビーフ、麹野菜を挟んでバーガーにするのもアレンジとしては面白いかなと(私はフォアグラはやりませんよ)。

これなら太ってもいい?イデミスギノ

お昼を京橋・東京駅近辺で頂き、流れでこちらに・・・。

最寄駅でいうと京橋と宝町かな?!ホテル西洋の近くです。


テイクアウトだけかと思ったら、お店の奥にテーブルがいくつかありイートイン可能です。

こうしたややメルヘンなお店に男性が入って「どれにしようかな・・・」なんて陳列棚を眺めているのは、他の女性客に迷惑なのでは・・・などという勘ぐりもありましたが、最近はスウィーツ男子?!なる言葉も出始め、そのような空気は薄らいでいるのかな。

女性が一人で吉野家に入って「牛丼つゆだく!」と注文したり、立ち食いそば屋さんで「カツ丼セット」注文!・・・というのも、ほとんど抵抗がなくなりつつあるのと似ているのでしょうかね。


さて表題のとおり、今回はショートケーキ3つと焼き菓子3種を購入したのですが、見事に一瞬で無くなりました。
1口でやめておこうと思ったのに止まらない・・・あまりの美味しさに。


普段から「糖質制限だぁ!」などと騒いでおり、ジムでほぼ毎日有酸素運動をしていて「意思の力には自信ありっ!」などと言っている自分が、ころりと倒されました。


せめてもの救いは、大きさが小さかったこと。
これがハーブスやキルフェボンのような巨大サイズだったら、もう完全に取り返しがつかないことになっていたと思います。


どれも上品で見た目以上に繊細な技が使われていると思われ、単に美味しいだけではなく、隠し味的な要素もあるので「神経質な美食家さんへのお土産」にも応えられる逸品かと思います。


ショートケーキ3種と焼き菓子3種の合計で3000円弱。
ケーキ類はおおむね600円~700円前後
焼き菓子は250円~350円前後です。

他店より少し価格層が高めですが、味は何層も上です。

ダバ・インディアで太らない方法


さて、クリスマスウィークで街はLEDライトに照らされた賑やかなツリーと、笑みの絶えない恋人達。
そんなツリーと恋人達の間を縫うように今日は銀座の町を歩いています。

目的はダバインディアの土曜日夜限定ビリヤーニを食すため。

6日連続のカレー。
最近、日本米をいつ食べたっけ?と聞かれると思い出せないくらい、主食がバスマティライスになっているなぁ。

16時頃に銀座に着いてしまったので、三越で衝動的無駄使いをし、カフェで1杯コーヒーを頂いて17時ジャストにダバさんへ。

もちろんディナー1番のり。

しかし、私が着席してメニューを見だすと次々にお客が入店してくる状態。
まだ17時という、夕食には少し早い時間なのにもかかわらずです。
恐るべし店の威力。

今日の主目的は上記の通り「ハイデラバーディマトンビリヤーニ」ですが「全メニュー制覇」という秘めたる野望もあります。
そのため、1人食としてはやや多めに注文しましたが、テイクアウトも可能だし、一部は最初からテイクアウト目的でお願いしました。

以下の8品

グリーンサラダ=イチジクも入ったダバインディアのオーソドックスなサラダ 630円
サーグ・パニール=自家製インドチーズとほうれん草のカレー 1260円
マトンシークカバブ=ジューシーな粗挽きマトンの串焼き 840円
プーリ=全粒粉の揚げパン 360円
ハイデラバーディービリヤーニ=土曜日の夜限定で提供されるマトンを使った絶品混ぜご飯 1690円(半分テイクアウト)
ラムコルマ・マドゥライ風=ココナッツとヨーグルトを使用した白く香り高いカレー 1470円(テイクアウト)
タンドリーロティー=全粒粉の土窯焼きパン 420円(テイクアウト)
マトンビリヤニ=平日の夜でも頂けるマトンとスパイスが効いた混ぜご飯 1370円(半分テイクアウト)


うぷっ。

完全に食いすぎました。。。(帰宅後体重1.8kg増加)
隣のテーブルに着いたお一人様女子が、驚愕の目線でこちらのテーブルに載っている料理の数々を見ていたのが印象的でしたが、さすがにビリヤーニは1人で完食するには量があったので半分残しましたけどね。

サーグパニールはどこのカレー店へ行ってもだいたい注文するのですが、こちらはオクラ?!が入っているのかやや粘り気があり、チーズの食感も素晴らしく、オススメです。
けっこう熱めのカレーなのに、なんでチーズが溶けないんだろうと疑問に思いましたが、まぁそういうチーズなんだろうなと深く考えずにモリモリ頂きました。

もう1品のカレー、ココナッツの風味とマトンのお肉が超美味な「ラムコルマ・マドゥライ風」これかなり好きになりました(テイクアウト)。
ちょっと甘めなので、辛いのが好きな方には合わないかもしれませんけど、脂分の少ない炭水化物、たとえばバター無しのナンやチャパティーにばっちり合うと思います。

考えてみたら、マトンシークカバブ+マトンビリヤーニ、ハイデラバーディマトンビリヤーニ+ラムコルマ・マドゥライ風と、羊肉だらけになってもうた!!
今週だけでどれだけ「羊」食べたんだろう。

散々食いすぎとかいいながら、きっと明日か、朝ってにはまたカレーを食べちゃうのかもしれない。
でも、ここなら食べたくなりますよ。