2013/04/11

宮古島の名店、小料理きょうわで太らない方法


宮古島に来ています。

目的は2つ「八重潮干」への参加と「小料理きょうわ」さんへ来るためです。


昨年の秋くらいだったかなぁ、久しくしている飲食業界の方から「宮古島にとんでもない店がある」という話を聞いていました。
調べてみるとその店は「1日2組限定」の完全予約制。
にもかかわらずランチは1000円~、夜も2000円~と言う、びっくりするような低価格設定。

そんな店大丈夫なんだろうか?!と、やや半信半疑でしたので、八重潮干と被せて行ってみようと思ったのです。

平良中心街からタクシーで3~4メーターほど、時間にすると10分程度でお店に到着します。
するとご主人が店頭でお出迎えしてくださいました。

4月10日の夜、もちろん私1人の貸切でコーススタートです。


あまりにも料金が安いので申し訳ないと思い「アラカルトで何か注文できますか?」とお尋ねしたところ、「いえコースのみでアラカルトはやっておりません」と。
聞けば、予約された人数と時間に合わせて食材の調達を行っているので、そういった別皿注文分の食材を用意していないそうです。
それではと、オリオンビール&さんぴん茶をオーダーしました。


その拘り具合に違わず、こちら小料理きょうわさん、まず使っている食材が素晴らしいです。

なにせ沖縄の3大高級魚として入手困難なアカジンをお造りと〆のお茶漬けに用いたり。
※ちなみに他2種は「マクブとアカマチ」です。アカジンは特に貴重で築地にも出回りません。

さらに「天然のもずく」
通常の料理店で提供されているのは「養殖もずく」です。
この養殖物は太くて色もやや黒いのですが、天然物は細くてやや緑色なのが特徴。
4月の第1週~第3週限定で提供しているという事で、これを黒糖酢で頂きました。


極めつけは入手困難で有名な石嶺豆腐をたっぷり使ったイソフエフキと車麸の汁物。
直径50センチはあろうか?!という巨大なお皿で登場したので「大きいですね」と漏らすと、たとえお客様が1人でも「魚に包丁を入れずに調理する必要がある」ので、これだけ大きな器になってしまうのだとか。

食材へのこだわりだけでなく、調理へのこだわりも並々ならぬものを感じます。


そして今、肉業界で注目の「宮古牛」。
松坂牛は有名ですが、そこへ出荷しているのが幼牛の宮古牛とのこと。
ご主人が使う部位は脚の付け根の部分のみ、なぜかというと、そこだけサシの入り方が違うのだそうです。
表面を軽くあぶって海ぶどうと一緒に頂きました。


普段はあまり飲まない私も、今日ばかりはオリオンビールが進んじゃって・・・。
ぐいぐい飲んでしまいました。


約90分に及ぶ美食の祭典。
どの料理も完成度が高く、宮古島の食材を使った京都の老舗料亭でお食事をしている感覚。

しかし、それら料亭との最大の違いは、1皿1皿に俗人的な「欲」を全く感じない事でしょうか。

通常1日のお客数を限定するこうしたお店の場合、客単価を上げなければ利益になりません。
しかし、ランチで1000円~2000円、夜が2000円~3000円という超低価格。
人間界でいうところの無欲とかのレベルではなくて、本当に料理が好きな仙人しかできない事でしょう。


酔いも多少あったかもしれませんが、食事をしている途中で、これが現実なのか夢なのか一瞬分からなくなったほど神憑りな料理。
魂と愛情を注ぎこんだ各皿は、これまでに味わったことがないほど感動的で、言葉にすることさえ憚れるものでした。


東京の3つ星レストランを遥か眼下に見下ろす雲上で、天上界の料理を頂いた。
そんな感想です。

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