2013/01/27
これは素晴らしい琉球懐石「東道盆」赤坂潭亭
2008年~2011年前半まで沖縄の「おもろまち」という場所に住んでおり、月の半分を都内で、半分を沖縄で・・・という二重生活をしていました。
それだけ長く沖縄にいたので、当然沖縄の味にも懐かしさを感じる時があり、暇を見つけては都内の沖縄料理店に通っていました。
しかし本日、ふらふらと都内の沖縄料理屋さんをめぐる事にも終止符が打たれました。
そう、精進料理が大好きな私にとって、琉球の精進料理とも言える琉球宮廷料理を提供するお店を見つけたからです。
それは赤坂潭亭。
過去の沖縄生活の中で、記憶に残る料理として「東道盆」というのがありました。
東道盆というのは特別な日に食べる宮廷料理「五段のお取持」で「二の膳と三の膳」の間に提供されるオードブルのようなポジションの料理。
沖縄の漆盆に載せられて供される見た目にも美しい料理ですが、レシピを忠実に再現するのが難しい点と、調理に時間がかかるので、提供しているお店はごくわずか、そのため必ず数週間前には予約が必要です。
初めて東道盆を頂いたのは沖縄日航ホテル。
期間限定で提供していたので、是非頂きたいと予約の電話、しかし「2人様からなので」。。。という条件。
仕方なく1人で2人分御願し、頂いてみると精進料理が好きな私の口と体にぴったり!つまりかなり精進料理に近いのです。
その後、どうしてもまたあの時の味が忘れられず、提供しているお店を探していたのですが、なかなか見つからず、ほとんど記憶から忘れ、あきらめかけた頃に、ここ赤坂潭亭で提供しているという情報を聞きつけたのです。
思えば沖縄のホテルで最初に東道盆を頂いてから五年、都内であの味が頂けるとは夢にも思わず、期待値は高まるばかり。
今日はランチを中華の名店「黒猫夜」で、午後のティータイムはこれまた名店のサン・キャトル・ヴァンで頂くという贅沢な一日で、最後の締めにふさわしい琉球懐石。
お店に時間ぴたりに到着し部屋へ通されると、テーブルに置いてある本日のメニューの中にしっかりと、期待の「東道盆」の文字が・・・。
アルコールは避け、温かいお茶を頂きながら18時に懐石スタート。
まずは海老真丈から。
そろりそろりと頂いていると、続いて2皿目に本命の東道盆がご登場。
調理人の方が説明をしながら小皿に取り分けてくれます。
普段は頂かない田芋や花イカ、豆腐ようなど、どれも上品で美味。
特に「泡盛の味がしみ込んだ豆腐よう」と、ランチでも頂ける「揚げた田芋」は絶品!。
お造りは島の魚を二種類の醤油で頂くのが特徴。
非常に個人的な事ですが、この日に限って口内炎になってしまい(栄養偏ってたからかも)こちらの醤油はパス。
その後、脂身がとろけるほど柔らかいラフテー、ほどよい甘みが特徴の石垣牛田楽、数え切れないほどの具材を使ったフーチバージューシーなど、沖縄・琉球の歴史と伝統を凝縮した贅沢な料理が続きました。
デザートは3種あり、自家製ちんすこう、黒糖蜜をかけた杏子寄せ、アテモヤの林檎ゼリー掛け。
どれも繊細な細工でお見事なのですが、お料理全体が甘口なので、デザートは残念ながら大半を残してしまいました。
今回の東道盆は一人で頂いたわけですが、できれば複数名で囲めば楽しくなるだろうなと感じました。
個室で頂くため、一人客はよけいに孤独感がただよいます(というか、この店に一人で来る人はいるんだろうか・・・)
さて、ここまではお料理のお話。
どれもこれも、貴重な食材と調理法で、味に関してはまったくもって問題なし。
ただ、唯一残念なのは、コスパです。
今回の東道盆コースは15750円でしたが、ソフトドリンク1つと、サービス料、そしてどこにも書かれていませんが「御部屋代」というのが¥2000発生し、最後のお会計は19000円ちょい。
今後改善してほしいとすれば、やはりもう少しお安くしてほしいという点でしょうかね。
個室なので「1部屋1組しか回転出来ない事」「赤坂という地代」が発生するのはよくわかりますが、1人20000円で食事するなら、他のお店もかなり選択肢として挙がります。
個人的には頻繁に通いたい素晴らしいお店、上記の点以外では味付けをもう少し薄味にして欲しい事くらいでしょうか、精進料理系など薄味に慣れているため、こちらのラフテーや石垣牛の田楽は少ししょぱすぎてしまう。
ただ、いづれにしても名店であることには間違いないでしょう。
夜のコースは油と砂糖がたっぷりで、ちょっとダイエッターにはきついメニューかもしれません。
炭水化物として目立つのはフーチバージューシーと田芋くらいなのですが、味付けが濃く、特にラフテーや石垣牛の田楽に添えられている味噌には、かなりの砂糖が使われていると思われます。
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