2013/03/15

いなかむらのタイ料理で太らない方法


タイ料理というとどんな印象を持つだろうか?

高級店?、格安店?。

またはディープなアジアン料理?体に優しいオーガニックフード・・・?


最近のタイ国内ではGDPの急成長にともなって高級なレストランなども増えてきたようですが、日本国内にあるタイ料理というと、私はどうしても「裏路地的な甘酸っぱい料理」という印象しかありません。

ナンプラーとココナッツミルクを大量に使い、北は中華系から、南はインドネシア、西はインドから食文化の影響を受けており、見方によっては”中華”にもなるし、”カレー”とも言えるし、ご飯類は”ナシゴレン”のようなものもある。

何をもってタイ料理と言うのか定義が難しいけれど、そんな「ごちゃっと」したところが、「裏路地的な」という印象を抱いてしまう理由なのかもしれない。


さて、こちらの「いなかむら」

日本語の「田舎」と「村」で、訪問前までは「タイ料理を日本の居酒屋風に出すお店をコンセプトにしているのかな?」とも連想できる店名。
しかし、この名称とお店の料理ジャンルとはまったくもって関連はなく、単に「居抜物件で、前出のお店名が”いなかむら”だった」ので変更が面倒・・・という、なんとも怠慢な?!理由でこのままにしているそうです。


小岩駅。

私自身の長い人生の中で下車したのは2回目。
最初に降り立ったのは15年ほど前で、どんな用件で小岩に出かけたのかさえ思い出せないのですが、ほとんどその時と変わらぬ街並み。

駅前の、ちょっと怪しいお店が立ち並ぶ小道を進むと、なにやら手作りの煌びやかな店頭が。

そう、ここがいなかむら。
かなり本格的なタイ料理屋さんです。

今回は食べログのレビュアー6名で訪問。
みな男性でよく食べ飲む連中。。。いや失礼仲間達。

主宰の「やっぱりモツが好き」さんはここの常連で、前回も同店のオフ会を主宰したらしいのですが、その際には客の大半はタイの現地人。
日本国内に居ながら、まさにタイに旅行したかのような錯覚さえ感じるほど、店内の内装や流れているテレビの映像、音楽などが全て「タイ一色」です。

店内は狭く、20名ほどでほぼ満席。
当日も私達6名以外に数名の日本人客がおりましたが、平日の小岩でこれだけ賑わうのは、食べログでの高評価PRにほかならぬでしょう。
※店主のおかみさんが最近お客が増えたと証言しておりましたし。


さて、今回は常連さんがおりますので料理は全ておまかせ。
アラカルトで注文してゆきます。

料理が大皿で提供されると、まずは一斉写真撮影、その後は一瞬で無くなるという展開・・・・。
喰いざかりの男6人の胃袋とは恐ろしい・・・。

このペースで前菜系、おつまみ系などと進み、最後の〆はカオマンガイとカレーラーメン。
カオマンガイは蒸した鶏肉ではなく、揚げたタイプ。

そしてカレーラーメンは、鍋の下に太麺が、上部には揚麺という見た目豪華な麺料理です。


食べログで評価が高い理由は、まぎれも無く料理が美味しいからだと思います。
個人的にタイ料理で好きな「バンタイ」というお店が新宿にありますけど、こちらはどちらかというと日本人に向けた料理という印象。
これに対して「いなかむら」は、東京・千葉周辺に居住するタイ人向けに”忘れかけた故郷の料理を提供したい”というコンセプトなのかな?と思えるほど本格的。
つまり現地色が強い料理と思います。

大量の香草と野菜を使っているので、オーガニック・マクロビアンな女性の口にも絶対合うとは思いますが、小岩という場所はデートにも接待にも向かないエリア。

しかし、小岩という場所にあるからこそ、現地の方々のコミュニティーとして成立し、現地色濃い料理を提供し続けられるのだと思いますので、このまま、いやよりディープに我が道を突き進んで欲しいです。

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