神楽坂、松の実で太らない方法

神楽坂の真ん中あたりにある毘沙門天。

その正面くらいにある細い道を進むと、こちらのお店「松の実」があります。

お店というか民家です。
こんな場所で韓国の宮廷料理が味わえるのか！？と不安になります・・・。

玄関を開けて靴を脱ぎ、いつかテレビでやっていた「お宅訪問」のように居間へ。
内装はかなり改装されていますが、キッチンは台所だし、間取りも普通の民家。


こちらのお店にアラカルトはなく、コース１本勝負のみ。
唯一選択肢があるのがお酒です。

私はもちろんマッコリを選択。


おしぼりが運ばれていざコーススタートです。

まずは食材や旬に関係なくコースの１品目として確立していると思われる「白胡麻の粥」
優しくて、まろやかで、胡麻の風味が抜群のおかゆ・・・というかスープですねこれ。

冷えた体を粥で温め、サラダや肉料理へと続きます。


個人的に宮廷料理や伝統料理という言葉に弱く、比較的食している方。
そんな経験値から評価させていただくと、こちらのお店の料理はどれも１品１品はレベル高いんですけど、全体的にインパクトが無い。
そう、感動がないのです。

なんだろうこの感覚。

例えばキムチ一つとっても、日本人女性の口に合うように調節されているのか、全く辛くないんですね。
全体的に味がマイルドというか、ボケているというか。

他の韓国料理店と比べて味はどう？！と質問されても、返答に窮するほど個性が無い・・・というか。


それから「量が多い」というレビューをいくつか散見し気にしていたのですが、チャプチェやサムゲダン、肉のエリンギ巻きなどは１皿を二人でシェアするタイプなので、思ったほど量はありませんでしたし、そう考えると「味」＋「量」ともに控えめな評価になってしまう。
加えて言うと、飲み物入れて１人８０００円弱なので、CP評価も低いなぁ。

決して悪いお店ではないんです。
先ほども書いたように１皿１皿のレベルは高い・・・。


お店の看板メニュー「スペシャリテ」が無いという気がするので、その辺は今後の改善を願うばかり。